会社員でい続けることを諦めたそれっぽい理由とほんとの理由

タイトル通り、会社員でい続けることを諦めました。

つまり、会社を辞めた。

 

就活中に『働く人が自ら動き出し、組織が活性化する社会を創造する』的なビジョンに共感し、この会社でならそんなことが実現できるのでは、そして、社員さんも明るく優しく面白い人が多いから楽しく働けるんじゃないかしら、

そんなことを思って入社を決めた社内コミュニケーションのサービスを展開しているおもしろい会社だった。

 

でも続けられなかった。というか、冒頭にもあるように、続けることを諦めた。

今日はその理由について考えてみたい。

まずは、それっぽいほうから。

 

①たった1年でうつ病になったから

前の記事にもちらっと書いたけど、1年目の終わり頃、激務でうつ病になった。なんでこんなことになったか今となっては明確で、「できません」が言えなかったから。できませんって言ったらもう仕事任せてもらえない気がしてて。あと評価も下がるし。お客さんにも迷惑かかるし上司にも会社にも迷惑かかる。

半年休職して気づいた(当たり前の)ことは、私の仕事は誰にでもできるということ。会社というのはそういうもの。むしろそうでないと会社として成立しない。だから、恐れず「できません」を言えばよかった。自分でコントロールできない不調が続いてどんなコミュニティにも参加できない日々を送るより、会社という1つのコミュニティで評価が下がるほうが幸せ。

 

良い会社だったので十分お休みしたあと復職させてもらい、しばらく良い感じだった。

でも、この会社では体調が常に万全でないと働き続けるのは難しいなと薄々感じていて(どこの会社でもそうだけど笑)、長くは働けなさそうだなと思っていた。

 

②共感していたビジョンと自分のビジョンが乖離したから

ビジョンに共感して入社したものの、2年ほど経つと自分のビジョンが変わっていった。

「共感する」と、「自分もやりたいと思う」は全然違うことだった。会社が大きくなれば、サービスを受ける人が増え、会社のビジョンを実現できるので、私の望む(共感する)社会にはなる。

でも私は、ビジョンに共感し、その実現を応援していただけだったらしい。この手で会社を大きくしたい!という想いはなかった。そこに当事者として関わっている私はいなかった。新卒正社員入社のくせにひどい。あれだけ当事者意識をって言われていたのに。

さらにいえば、自分のビジョン(この説明はめんどくさいから今度)を実現できそうな場所や一緒にやりたい人がだんだん浮かび上がってきたので、環境が整っているにも関わらずそれ以外のことに時間を使うと、いう選択はできなくなっていた。

 

恋愛でも、ずっとAくんが好きだったけど、実はBくんのほうがもっと好きだ!って気づくことはあって、気づいた瞬間から、Aくんとの時間よりBくんとの時間を優先してしまうと思う。そんな感じ。

 

以上の2つが、会社員でい続けることを諦めたそれっぽい理由。でも実はこの2つ、会社員を諦めた理由じゃなくて、会社を諦めた理由だった。

 

今回私は他社への転職活動をしなかった。これからする予定もない。

じゃあ会社員でい続けることを諦めたほんとの理由ってなに、、。

 

それはたぶん、

飽きたから

だと思う。とても単純だけど、

・毎日同じ電車に乗る

・毎日同じ駅で降りる

・毎日同じビルに入る

・毎日同じ席に座る

・毎日PCカタカタしたり会議したりする

・毎月決まった日にちゃんとお給料が入る

(これはもちろんありがたいことだけど)

 

そういう毎日毎日にただただ飽きたんだと思う。

ひとつひとつの仕事内容はおもしろかったし、人もよかった。

 

でもなんか、毎日毎日同じということが、安心/安全を通り越して恐怖に変わったんだと思う。

 

で、他社に転職しても場所や人、内容は違えどたぶん同じようなことが待っている。最初は楽しいけど、そのうち絶対飽きる。

我慢しながら行動すると身体に出るということがここ最近わかってきたので、飽きるとわかっている環境に身を置くのはしばらく辞めたい。飽きない努力をすればいい、みたいな考えは今のわたしには全然響かないので努力もしないことに決めた。

 

じゃあどうすんの?

は、長くなるのでまた今度。

自分探しの旅?とか聞かれることはまあまああるけど、今はあまり旅欲求がないから旅には出ない。

お金もないし。笑

 

おわり。