坂爪圭吾さんとトークセッションしました

最近ホットな坂爪圭吾さん(ブログ:いばや通信)とトークセッションしてきました。

イロハニ堂(いつもお世話になっているカフェホーム - うちのカフェ イロハニ堂)のおかげか、聞きに来てくれた人たちのおかげか、なんだかとてもリラックスしてしまって、スピーカーだということを忘れ、坂爪さんの話をふむふむ、と聞いていました。

 

テーマは「ゆとり世代と圧倒的肯定力」。わたしは最近ゆとり世代というワードに興味があり、坂爪さんは圧倒的肯定力について考えているということです。

 

今回は、圧倒的肯定力論(世の中にはいろいろな人が溢れているのだから、それぞれのできないことをいちいち否定するのはばかばかしい。もっと自分も他人も肯定しながら生きたほうが楽しいでしょ。)を前提に、ゆとり世代壁問題(「ゆとりだからなー」と括る方と括られる方との間に壁ができ、うまくコミュニケーションがとれなくなる)の解決について考えられたらなーと思っていました。

 

 

参加者の方の声も含め、いろんな話が出て、あーやっぱり言葉は生きているなと思いました。ゆとり世代壁問題を解決する方法について、ではないけれど、せっかくなのでいくつかのお話を紹介します。

 

・人は得体の知れないものに名前をつけてカテゴライズしようとする。

 ゆとり世代の言動を「理解ができない」「よくわからない」と嫌がる方がいると思いますが、その方々はわたしたちを「ゆとり世代」と括ることで、なんとなく安心できるのでは?と思いました。

ちなみに坂爪さんは家がない生活を何ヶ月もしている得体の知れない人物なのですが、自分が何者かは名乗っていないので、まわりの人が勝手に「あなたはアーティストだ」とか「(ライフスタイルをつくる)建築家だ」とか名前をつけてくれるそうです。面白いです。

 

・どうせやるなら楽しい方が良い。

 私は今年就職活動をしていました。就活は絶対しなきゃいけないわけじゃないけど、卒業してすぐに行きたいところややりたいことがあったわけでもなかったので就職の道を選びました。当初「就活」のイメージは、お金がかかる・疲れそう・なんか基本全部スーツ、といったマイナスな感じでした。でもどうせやるなら楽しいほうがいいじゃん、と思って、カフェでリクルートスーツを着ている就活生を見つけては話しかけて友だちを作っていたら就活が楽しいものに変わりました。(そういえば昔のブログに就活のことが書いてありました。就職活動こそ直感が役立つ - moeco430's blog

ちなみに坂爪さんは家をなくしたとき、この状況を悲しむこともできるけど、楽しむこともできるじゃん、と思ったみたいです。ちなみになくしたのは家だけでなく彼女もだったのですが、ネタとして笑い飛ばしていたらいつの間にか楽しくなって、今では知り合いでも知り合いじゃなくても自分を泊めてくれたりご飯をごちそうしてくれる人がいて、家がなくても生きていける!ということを元気よく証明しています。面白いです。

 

・楽しそうに生きている姿を見せていると人は応援してくれる。

 坂爪さんの生き方をおもしろがって、交通費出すから会いましょう、と言ってくれる人がいるそうです。今日のイベントでも、困ったらうちに泊まりに来てください、と言っている人がいました。理由はたぶんとても単純で、坂爪さんが楽しそうだから・坂爪さんを見ていると元気が出るからだと思います。

それでなんとなく自分の話を思い出したのですが、就職活動中に祖父に「人のためになる仕事をしろ、公務員になれ。」とたくさん言われてきた私が母に「お母さんは私にどんなふうになってほしいとかあるの?」と問うと、母は「そんなの何もないよ~。」と言いました。大学入学と同時に実家を出た私は、新潟に来てそれはそれは楽しい毎日を送り、母のことが好きな私は機会があれば楽しい出来事について話していました。そのおかげか母は「あんたが自分でいいと思ったらそれでいいと思う。あとは言うことないねー。」と言ってくれたのです。圧倒的肯定力。素敵な人です。

 

 

まだまだ書き足りないお話がたくさんあるのですが、今日はもう眠いのでここまで。

誘ってくれた坂爪さんに感謝します。

来てくれた皆さまにも。

 

おやすみなさい。(卒業したいから卒論やります)